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古谷実|ヒミズ
古谷実さんの4作品目で、「 笑いの時代は終わりました…。これより、不道徳の時間を始めます 」というキャッチフレーズ通り、ダークサスペンスホラーな物語になっています。
映画「ヒミズ」を見たときに原作が気になり、読んでみたらめっちゃくちゃ面白かったので、紹介したいと思いました。
まずは、Wikipediaであらすじ
ヒミズのあらすじ(Wikipedia)
中学生にして貸しボート屋を営む住田祐一は、不遇な現実を諦観しつつも、平凡な生活を送ることを夢見ていた。
ところがある日、かつて蒸発するも戻って来た父親がらみで暴力団から暴行を受ける。
しかも母親が中年男と駆け落ちして失踪したことを機に孤立無援となった挙句、それに耐え兼ね父親を衝動的に殺害するという取り返しのつかない事態に陥り、天涯孤独の身となる。住田は普通の人生を送ることを諦め、「悪い奴」を殺すべく、夜の街を徘徊するようになる。
茶沢景子は住田が天涯孤独になる以前から気にかけており、彼が殺人行動を起こしたことを知ってもなお救い出そうとする。しかし、茶沢の想いとは裏腹に、住田の人生は深い絶望に落ちていった。
引用元:Wikipedia
っという感じでざっくりいうと、
もともと平凡ではない人生を送っている主人公ですが、さらに平凡ではない人生へと落ちていく物語です。
中学生で仕事してて、父親のせいで暴力団に殴られ、母ちゃんは中年のおっさんと駆け落ち・・・ハチャメチャすぎます!
ヒミズの魅力は「登場人物がどれもクズ過ぎる」
本当どいつもこいつも「クズ」ばっかりです。
スリの常習犯で、のちに強盗に手を出してしまう
女性に猥褻な行為を繰り返すやばいやつ
ギャンブル好きで2万円以上負けると放火をするという放火魔
っという感じで、大なり小なりクズ野郎ばっかりです。
父親を殺害してからのカタストロフィが凄い
どんどん、おかしくなっていきます。
主人公も精神病のようにどんどん病んでいきます。
その様が読んでて非常に面白いです。
そして、結末まであっという間に読み終えると思います。
そんな中でも途中、 茶沢景子 さんという同級生と恋に落ちる感じは、こんな漫画なのに胸がキュンってなります。
やっぱり青春って良いなぁ~汗
ヒミズのまとめ
- 「笑いの時代は終わりました…。これより、不道徳の時間を始めます」 というキャッチフレーズの通りの物語
- 登場人物がクズ野郎ばっかり
- カタストロフィが凄い!
という漫画でした。
最近改めて読んでみて、
ヒミズは15歳の思春期男子の色々な葛藤を描くのがうまいと感じました。
ツル
すごくダークな物語ですが、読み終えた後、長く余韻に浸れる漫画だと思います。
面白いので、興味のある方は是非読んでみて下さい!!!
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