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間瀬元郎作|イキガミ
2008年、今から10年ほど前に映画化された漫画です。
当時、映画館で見て、山田孝之の演技のうまさにびっくりしたのを覚えてます。
それからしばらくしてイキガミが完結したので、一気に全巻読んでみて面白かったので紹介したいと思います。
まずは・・・Wikipediaで
イキガミの概要(Wikipediaで)
「国家繁栄維持法(略称:国繁法)」。
この法律は国民に「生命の価値」を再認識させることで国を豊かにすることを目的とし、その手段として、18歳から24歳までの若者たちを対象にしたある通知を出している。
その通知とは通称「逝紙(イキガミ)」と呼ばれる死亡予告証である。
1000分の1の確率で選ばれた者は、紙を貰ってから24時間後には死んでしまうため、残りの人生をどう使うのか模索し、様々な思いを抱きながら死を迎える。
区役所に勤務し、イキガミを配る「逝紙配達人」を務める藤本賢吾は、イキガミを配布していく中で、避けられない死の運命に翻弄されていく人々やその遺族、イキガミに反対するレジスタンスを目の当たりにする。
物語は、イキガミを配られた対象者がどのように最期の24時間を過ごして死んでいったかを描き、最後に藤本がそれをレポートに綴り、所見を述べる形式で描かれていく。
引用元:Wikipedia
簡単に言うと、
国の法律で、18歳から24歳までの若者たちを1000人に1人の割合で殺しちゃうよっていう話です。
主人公はその通達を行う「イキガミ配達人」で、まじめに仕事を取り組んでいるけど、その法律に疑問を抱き始めます。
イキガミの面白さ「自分に置き換えてしまう」
絶対にないんでしょうが・・・もしオレにイキガミが配達され、残り24時間しかなかったらどうするかを、すごく寝る前などに考えてしまいました。
色々考えて・・・オレだったら大切な家族と思いっきり過ごすだろうなぁ~とか思ってました。
そんなことを考えさせるぐらい「イキガミの世界観」はよくできています。
明らかに設定が現実離れしているのに、それを感じさせない物語に、作者の凄さを感じます。
それぞれの登場人物の人生に感情移入する
イキガミを出され24時間以内に最期を迎える方の人生が、ちゃんとそれぞれ描かれとり、その一人ひとりの登場人物に感情移入されていきます。
たったの24時間、されど24時間、生きてることを大切にしようと思える漫画でした。
イキガミのまとめ
- 人生を考えさせる漫画
- 世界観が凄い(絶対にありえないのに現実にありそうと思ってしまう)
- 1つのストーリ完結ごとに余韻に浸れる漫画
っという漫画でした。
10巻しかないのですが、凄く印象に残ります。
続編をかなり期待していたのですが、今のところ無さそうです。
設定が凄いのに、世界観がちゃんとできているので、読んでても違和感は一切ないです。
気になる方は「イキガミ」読んでみて下さい。
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